お知らせ
2024/03/21十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、
救いを受ける私たちには、神の力です。
コリントの信徒への手紙一 1章18節
わたしたちは今、国と国が争い、人と人が殺し合い、敵意と憎しみが人の心を支配する世界を生きています。イエス・キリストが私たちのために死をもって贖ってくださった愛の世界とは真逆な世界です。かくも人の罪の深さを思います。イエス・キリストは武器も持たず、素手でこの争いの中に立っておられ、その争いを身に受けて、死んだのです。即ち、人類の罪を背負って十字架にかかって死を迎えたのです。しかし、3日でよみがえりました。
この世界に勝利したのです。これがイエスの復活です。死を乗り越えて、私たちを愛してやまない神の御心を伝えるために復活し、今も働いておられることを憶えて感謝するのがイースターです。
遅々として進まない平和への道のりですが、イエス・キリストの大いなる犠牲は、世界中の人々を勇気づけ、祈りの輪を広げ、助け合いの群れを生み出しているのです。復活のイエス・キリストは平和への道しるべとなって、私たちの前を力強く歩いていることを確信することができます。悲嘆、絶望、諦観に襲われても、復活のイエス・キリストを見上げて、平和への道を希求し、行動する群れとして歩んでまいりましょう。
2024年 イースター
遠藤久江